2015年入試から栃木県の県立高校の学区を撤廃

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2015年入試から栃木県の県立高校の学区を撤廃

 栃木県の県立高校で、とうとう、学区が撤廃されるようです。それは時代の流れとしていいのですが、県立中入試の抽選も同時に廃止し、男女の比率を考慮するため、男女別の定員を設けるとのことです。

 いまだに栃木県の県立高校の男女別学は続いており、もともと、男女別学の趣旨が、男女差別のそれにあるわけではなく、逆に女性に対する教育機会の均等にあったためであり、その当初の理念を考えれば、男女別学を撤廃しないというのはそれ相応の理があるといえるでしょう。

 それを考えれば、栃木県における男女差別撤廃の基本方針は、この中学受験における男女別定員を設けるというのは自然な流れです。しかし、全国的に見て、男女別学撤廃の流れは止めようもなく、性によって志望できる学校を限定するというほうが、「男女差別」という風潮になっています。

 共学化することによって男女の比率のバランスが悪くなっている学校はごまんとあり、そのことにより性差別であるという論調は見当たりません。

 国会などのように限られた空間の中での男女比を考えることは重要視されていますが、それ自体は理解できます。男性の立場による権利主張と、女性の立場によるそれとは、できるだけ伯仲している方がフェアと思えるからです。(ただし、国会の役割が男女の権利主張の場だけというわけではないので、ある程度の範囲でいいと思いますが・・・。)

 そういった意味では、県立中学は数少ない限られた学校ということもあり、その比率を重視する意味もあるのかもしれません。しかしながら、栃木県の考える男女平等の延長と考える方が自然に思えます。

 男子女子の差別がないというなら、純粋にテストの点数で決めればいいだけなので。かえってそれを助長しているように思えなくもありません。県立中学の場合の入試が抽選ではなくなるということは決まっているのですが、どんな選出方法でまとまるか、今後の推移を見守りたいと思います。