増える看護学部の質の確保は?

プロ家庭教師の指導法と教育放談

増える看護学部の質の確保は?

 就職に対する不安はいまだに払拭されず、文系よりも理系、理系の中でも資格が取れる学科が人気となってます。全体の偏差値が40以下の大学でも、管理栄養士など資格の取れる学科は偏差値50オーバーなんてのもざらにあります。大学の名前だけではその難易度がわかりにくくなっています。

 大学側も、学生確保のために資格の取れる学科の設置を目指しているところが多いのですが、そんな中で2004年の規制緩和によって設置しやすくなっていたのが看護学部・学科でした。

 そのせいか、1991年には11校だったのが、この春に新設された16校を含めて、現在226校に看護系の学部・学科が設置されています。

 しかし、安易に増やしすぎたせいか、指導者として実績が不十分な教員による指導が増えており、あまりいい状況ではなくなりつつあります

 それを考慮したのかどうか、来年の春に新設するものに関して、看護系を保健衛生学分野から切り離し、これまで保健衛生分野を持つ大学が簡易な審査で新設できていたのが、今までのよう簡単にはいかなくなります。

 看護学部の定員は、この10年で2倍にもなりましたが、志願者は10年前の4倍近くになっています。まだまだ大学側としては期待したい学部・学科であることは変わりないでしょう。そう考えると、今後も質を高めたうえで増えていくことは間違いないでしょう。