新聞読むと成績が向上するって本当?

プロ家庭教師の指導法と教育放談

新聞読むと成績が向上するって本当?

 全国学力テストでは、学習状況の調査も同時に行っており、宮城県では成績の高低で4等分し、その4つのグループごとに、生活習慣など、どのような傾向があるか調査しました。

 その結果、中学校の数学Bで、「新聞を週1回以上読んでいる」と答えた生徒は、最上位のグループで31.3%、最下位のグループで21.5%でした。

 読売新聞によりますと、印象操作なのか、最下位のグループでは21.5%に「とどまった」と表現していますが、正直言うと、個人的にはあまり差がないように感じます。むしろ、最上位のグループで31.3%「しか」読んでいないという方が驚きであり、新聞を読むことに、それほど意味があるように思われてないのが実情ではないでしょうか。

 別の言い方をすると、「7割近くの生徒が、新聞など読まなくても上位の成績である」と表現した方がよいでしょう。

 しかし、これは、地域や社会の出来事に興味がないということではなくて、興味があると答えた生徒は最上位グループで66.3%、最下位グループですら41.7%と、想像以上にその関心が高いことがわかります。

 つまり、社会の出来事などのニュースを得る媒体が、新聞というものから離れてしまっているということでしょう。新聞の代わりの媒体として、テレビやインターネット(スマホ)などがあげられます。

 では、新聞を読むこと自体意味がないことか?という問いかけがあったならば、それは明らかに「NO」です。

 現在、大学入試などにおける、推薦入試や国公立2次試験などで多用される「小論文」などを書くには、やはり、新聞記者というプロの書く文章(論理展開)などは非常に役に立ちます。新聞のコラムなど、その内容はともかく、文章力は模範とするべきです。そういった意味では、小さいうちから新聞などを読ませるという行為自体は正しい選択だと思われます。

 家庭教師の先生や塾の先生などが「小論文・作文の書き方」を生徒に聞かれたならば、まず、「新聞を読んで文章の成り立ちを理解しなさい」というのはとても有効です。